ルーヴル美術館のみどころ 世界的に有名なおすすめ作品紹介!!

2020年7月13日

パリにある世界最大級の美術館であるルーヴル美術館。2018年には入場者数が1020万人に達し、世界一入場者の多い美術館となっています。

そんなルーヴル美術館には総面積60600㎡の展示場所に約35000点の美術品が展示されています。1日で全作品をじっくりと見るのは正直、不可能です。そこで、世界的に価値の高い美術品を多く収蔵しているルーヴル美術館で、特におすすめしたい作品をいくつか紹介していきます!

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ルーヴル美術館の歴史

ルーヴル美術館は現在美術館と使用されていますが、もともとはフランス国王フィリップ2世が建設したルーヴル城という要塞でした。ルーヴル城は1582年にフランス王フランソワ1世によりルーヴル宮という宮殿に改築されます。その後、ルーヴル宮に美術品がコレクションとして加えられていくようになりました。17世紀にはフランス王ルイ14世がヴェルサイユに移り住み、ルーヴル宮は芸術家たちのアトリエとして利用されています。1776年にはルーヴル宮を美術館にするという提案がされ、1789年に起こったフランス革命を機に宮殿は美術館となります。そして、1793年8月10日にルーヴル美術館が開館しました。

モナ・リザ

作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ

「モナ・リザ」はレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画で、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作のひとつです。この絵はダ・ヴィンチが最後まで手放すことがなかった3枚の絵のひとつです(ほかの2枚は「洗礼者聖ヨハネ」(後述)と「聖アンナと聖母子」、いづれもルーヴル美術館所蔵)。また、ルーヴル美術館の三大至宝のひとつでもあります。

この作品は1503年から1506年に描かれたと考えられています。

そもそも「モナ・リザ」はレオナルドがつけた正式なタイトルではありません。「モナ・リザ」の由来はこの絵のモデルであるとされている、エリザベッタの名前です。エリザベッタの愛称が「リザ」であり、貴族夫人の敬称は「モナ」です。つまり、エリザベッタの名前を呼ぶときは「モナ・リザ」となるのです。

ヨーロッパでは一般的に「ジョコンダ」と呼ばれています。これは、絵のモデルであるとされているエリザベッタがフランチェスコ・デル・ジョコンドの夫人であることが由来です。ジョコンドの夫人であるから、女性名詞(最後の母音がaとなる)となって「ジョコンダ」となります。

肌の透明感、雰囲気のある陰影、不思議な感じの微笑など、神秘的な作品となっています。ただ、実際に見ると結構小さいなと思いました。世界的傑作が故、セキュリティーの関係上仕方のないことなのでしょうが、もう少し近くで見たいです(笑)

サモトラケのニケ

作者:不明

「サモトラケのニケ」は、ルーヴル美術館の三大至宝のひとつで、作者は不明となっています。

サモトラケのニケは1863年、エーゲ海に浮かぶサモトラケ島にて発見されました。最初は胴体の部分のみが発見され、その後に断片化した左羽が発見されました。発見された断片は118片にもなり、復元されました。なお、右翼は左翼を型取りし、反転させて作られたものなのでオリジナルではありません。1950年には右手も発見され、ルーヴル美術館に展示されています。

サモトラケのニケはギリシャ神話に登場する勝利の女神であるニケの像です。ギリシャ彫刻の傑作と評されています。また、ナイキの社名はニケに由来していて、ロゴマークはニケの翼をイメージしたものです。

私はサモトラケのニケはほかのどの作品よりも圧倒的に感動し、惹きつけられました。何回も戻っては見入ってしまいました。なんだか、とにかく魅力的で、迫力があって、かっこいいです。

サモトラケの魅力について→こちら

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ミロのヴィーナス

作者:アンティオキアのアレクサンドロス

こちらもルーヴル三大至宝のひとつ、「ミロのヴィーナス」。高さ203㎝の大理石の像です。ミロのヴィーナスはギリシャ神話の女神アフロディーテの像ではないかと言われています。

ミロのヴィーナスは1820年にエーゲ海に浮かぶミロス島にて、農民であったヨルゴス・ケントロタスによって発見されました。像はトルコ人の官史に見つかり、没収されてしまいます。その後、フランス海軍提督のジュール・デュモン・デュルヴィルにより、トルコ政府から買われ、フランス国王ルイ18世に献上されます。ルイ18世は、ミロのヴィーナスをルーヴル美術館に寄贈、そして、現在に至ります。なお、発見の際には碑文が刻まれた台座があったものの、ルーヴル美術館に持ち込まれた際に紛失しています。

そして、失われている両腕ですが、これもミロス島にて像が発見された際に、腕らしきものは見つかっていたそうです。しかし、本当にミロのヴィーナスの腕かどうか、現在のところも結論は出ていないそうです。

ミロのヴィーナスはそのプロポーションが黄金比であるといわれています。それに加え、失われた両腕により、より神秘的に見え、魅力を感じるのでしょうね。

岩窟の聖母

作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルドが描いた岩窟の聖母は2作品あります。そのうちの一つがルーヴル美術館にあります(もう一点はロンドンのナショナル・ギャラリー所蔵)。この作品はレオナルドが1483年から1486年ごろに描いたものと言われています。

2枚描かれたのには様々な説があるそうです。その一つは、イエスとヨハネの描き方が型通りではなく、発注した教会が描きなおしを求めたためというもの。聖母子像では、聖母が裸のイエスを抱き、衣服を着て十字架を持ったヨハネが横にいるというのが定番だそうです。しかし、その定番通りの解釈でいくと、手を組んでひざまずいているのがイエスということになり、ヨハネのほうが偉い感じになってしまいます。ヨハネは洗礼者であり、イエスがトップであるはずのため、描きなおしを求められたと考えられています。なお、ロンドン版の岩窟の聖母はイエスとヨハネの立場がはっきり描かれています。

洗礼者聖ヨハネ

作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ

こちらもレオナルド作の絵画、「洗礼者聖ヨハネ」。レオナルドが最後に描いた作品であるとされています。そして、レオナルドが最後まで手放さなかった3作品のひとつ。イエスの洗礼を行ったとされる洗礼者ヨハネが描かれた作品です。

民衆を導く自由の女神

作者:ウジェーヌ・ドラクロワ

1830年に起きたフランス7月革命をテーマとした、ドラクロワによって描かれた作品です。ドラクロワの代表作で、1874年にルーヴル美術館に収蔵されています。民衆を導くフランス国旗を持った中央の女性は自由を擬人化した女性像で、ドラクロワの愛人をモデルにしたといわれています。

四季

作者:ジュゼッペ・アルチンボルド

ジュゼッペ・アルチンボルド作「四季」は、春夏秋冬のそれぞれの季節ごとの植物、果物、野菜、花などを用いて人物像を表現したとても面白い作品です。右下の「春」は春に芽吹く花を始めとする植物。左下の「夏」は瑞々しく実るカボチャ、キュウリなどの夏野菜や、野苺、桜桃、葡萄、洋梨、白桃などの果物。右上の「秋」は秋の実りを象徴する茸や柿、葡萄などの果物・野菜や紅葉した木々の葉、木材。左上の「冬」は枯れ朽ちた一本の樹木、檸檬、オレンジから構成されます。

季節の特徴を捉えていて、すごく面白い絵です。

オダリスク

作者:ドミニク・アングル

「オダリスク」は1814年にドミニク・アングルが描いた油彩画です。オダリスクはイスラムの君主に使える女奴隷のことです。この作品はナポレオン1世の妹でナポリ王妃のカロリーヌ・ボナパルトにより注文されました。

この絵の人物の裸体は、解剖学的な事実を無視して引き延ばされ、曲がりくねった曲線で描かれている。その一方で、黄金に輝く布地の質感など、細部は写実的に描かれています。

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トルコ風呂

作者:ドミニク・アングル

こちらも「オダリスク」と同じくドミニク・アングルの作品です。浴槽の周りには、ソファーに座る女性や、会話をする女性、コーヒーを飲む女性などが描かれています。この作品は、ピカソといった最も革新的な画家たちを魅了したそうです。

ガブリエル・デストレとその姉妹ビヤール侯爵夫人とみなされる肖像

作者:不明

この作品は、第二次フォンテーヌブロー派の特徴を顕著に示している評価の高い作品となっています。絵画はフランス国王アンリ4世の寵妃ガブリエル・デストレと、彼女の姉妹の一人であるヴィヤール公爵夫人をモデルに描かれたとされています。この絵は、ヴィヤール侯爵夫人がガブリエル・デストレの右の乳房をつまむ、一風変わったしぐさはガブリエルがアンリ4世の私生児を懐妊したことを象徴しているという解釈がされています。

カナの婚礼

作者:パオロ・ヴェロネーゼ

パオロ・ヴェロネーゼ作「カナの婚礼」はルーヴル美術館で最も大きい絵画です。その大きさは縦6.77m、横9.94m。ヴェネツィア、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島のベネディクト会修道院食堂のために描かれ、1563年に完成しました。

この絵は、カナの婚宴にてキリストが起こした最初の奇跡を題材に描かれています。その奇跡とは、水をワインに変えるというもの。すごすぎです。

ピエロ

作者:アントワーヌ・ヴァトー

「ピエロ」は1718年~1719年ごろにアントワーヌ・ヴァトーにより描かれた油彩画です。役者であったベローニというギリシャ人の開いたカフェの看板であったといわれています。

この作品には、絵画の大部分を占めるピエロに加え、ロバにまたがった医師、恋人たち、隊長といった、イタリア喜劇におけるピエロの相棒のうちの4人が描かれています。

ハンムラビ法典

ハンムラビ法典は紀元前1792年から1750年にかけてバビロニアを統治したハンムラビ王が発布した法典です。聖書の律法以前に作られたもっとも完全な古代の法令集です。玄武岩製の碑には法典の内容が楔形文字とアッカド語で書き写されています。

この法典には、「目には目を、歯には歯を」という有名な記述があります。しかしこれに反して、子がその父を打ったときはその手を切られる、奴隷が自由民の頬を殴れば耳を切り取られるといった条項もあり、「目には目を、歯には歯を」が成立するのは対等な身分同士の者だけであったそうです。

クロトナのミロ

作者:ピエール・ピュジェ

「クロトナのミロ」は1671年から1682年にピエール・ピュジェによって作られた大理石の彫刻です。彫刻に表されている人物は、古代ギリシアの植民地だったイタリアのクロトナに生まれた闘技者のミロです。ミロはその剛力を試すため、裂け目のある木の幹を引き裂こうとします。しかし、手書きの幹に挟まって抜けなくなり、その間にオオカミに食い殺されてしまいました。この作品ではそのシーンが表現されています。ただ、ピュジェはオオカミをより気品のある動物であるライオンに置き換えました。ミロの苦痛があふれ出ている作品となっています。

まとめ

今回はルーヴル美術館のおすすめ作品を紹介しました。

世界的な美術館なだけあり、見所が多すぎます。そして、ものすごく広いので、歩くのが大変です。

しかし、パリ観光の際には絶対に訪れるべき観光スポットだと思います。歴史的建造物が多くあるパリですが、私はルーヴル美術館が一番行ってよかった場所です。

ぜひ、世界的な美術品をルーヴル美術館まで見に行ってください‼

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