世界に3つしかない人類の傑作!! 登録基準(Ⅰ)「創造的な才能を示す傑作」のみで登録されている世界遺産

世界遺産には10の登録基準があります。

この登録基準の1つめである、「人類の創造的な才能を示す傑作」のみを認められて世界遺産に登録された遺産は世界に3つしかありません。

今回はそんな人類の傑作である3つの世界遺産を紹介いたします!

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シドニーのオペラハウス

1つめは青い海に映える美しい建造物、シドニーのオペラハウスです。

その名の通りオーストラリアのシドニーにあるオペラハウスで、2007年に世界遺産に登録されています。また、建造年代が最も新しい世界遺産であり、わずかに2件しかない、設計者が存命中に世界遺産に登録された遺産の内の1つです。ちなみに、もう1つの設計者が存命中に世界遺産に登録された遺産はブラジリアです。

シドニーのオペラハウスのデザインは建築設計コンペにより決まりました。このコンペには233件の応募があり、1956年に当時無名であったデンマーク人建築家のヨーン・ウツソンの設計案が選ばれます。これにより、ヨーン・ウツソンはオペラハウスの設計の指揮を執ることになります。しかし、当初の設計がコンクリート・シェル構造である建物の曲線的な屋根の部分がシェルの重さや海風の風圧にどのように耐えるかを考慮していないことや、雨天続きの天候などにより建設工事は難航します。さらに、建設中に州政府が選挙により政権が交代し、その政府とウツソンは衝突してしまいます。これにより、ウツソンはプロジェクトから降りてしまいます。その後、建設は数人の建築家に引き継がれ、1973年、当初の予定よりも10年も遅れてオペラハウスは完成しました。ウツソンは2度とオーストラリアを訪れることはなく、オペラハウスが世界遺産に登録された年の翌年である2008年に亡くなりました。

現在では、オペラハウスは20世紀を代表する近代建築と評価され、オーストラリアを代表する観光スポットとなっています。

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タージ・マハル

2つめは完璧な左右対称、総大理石の美しい建造物であるタージ・マハルです。

タージ・マハルはインド北部、アーグラにある、インド・イスラム文化の代表的建築です。1983年に世界遺産に登録されています。建設当時、天上の7つの楽園をも凌ぐ美しさと評されたそうです。

タージ・マハルはインド北部を中心に栄えたムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建てられました。一見、宮殿のように見えますが、実は霊廟(お墓)なのです。誰のためのお墓かというと、シャー・ジャハーンの皇妃ムムターズ・マハルです。彼女が遺言で後世に残る墓を望んだことから建設されました。ちなみに、ペルシャ語でタージ・マハルは「王冠の宮殿」、シャー・ジャハーンは「世界の皇帝」、ムムターズ・マハルは「宮殿の選ばれし者」という意味だそうです。

現在では大気汚染や酸性雨などによるタージ・マハルの損傷が深刻な問題となっているようです。ムムターズ・マハルが望んだようにタージ・マハルの美しさを後世まで残していきたいですね!

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プレア・ヴィヒア寺院

3つめは高さ547mの崖の上にある「天空の遺跡」プレア・ヴィヒア寺院です。

プレア・ヴィヒア寺院はカンボジアとタイの国境にあるダンレク山地のカンボジア領内、プレアヴィヒア州にあるヒンドゥー教の寺院です。精緻な彫刻が施された建築と自然環境との調和が認められ、2008年に世界遺産に登録されました。プレア・ヴィヒアはクメール語で「神聖な寺院」を意味します。

プレア・ヴィヒア寺院は9世紀末にクメール人が築きました。11世紀前半には増改築され、現在のような姿になりました。プレア・ヴィヒア寺院はカンボジアとタイの国境にあることから領有権争いが両者でたびたび行われています。1962年には国際司法裁判によりカンボジア領と認められます。しかし、2008年の世界遺産登録の際に再び衝突し、2013年に再び国際司法裁判所によりカンボジア領と認められました。

プレア・ヴィヒア寺院は崖の上にあるので、大自然の絶景を見ることもできます。さすが天空の遺跡ですね!

これだけの絶景と、精緻な彫刻が施された歴史的建造物が国境にあったら、どの国も欲しくなっちゃいますよね(笑)

まとめ

今回は登録基準(Ⅰ)のみを認められて世界遺産に登録された3つの傑作について紹介しました。

どの世界遺産も写真から魅力があふれ出していますよね。人類の傑作と言って間違いなしです!

今回は以上です!

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番外編

Posted by RiI