世界遺産ではない!? ルードヴィヒ2世の夢の城 ドイツ人気観光スポット ノイシュヴァンシュタイン城

数々の旅行サイトでドイツの観光スポットとして必ずと言っていいほど取り上げられているノイシュヴァンシュタイン城。人気観光ガイドブックである、「るるぶ」や「まっぷる」の表紙も飾っています。
今回はノイシュヴァンシュタイン城を建造したルードヴィヒ2世の悲しい物語や、ディズニーのモデルとなっている話、ノイシュヴァンシュタイン城の近くにあるホーエンシュヴァンガウ城について、写真をたくさん交えながら紹介していきます!
ノイシュヴァンシュタイン城とルードヴィヒ2世

ノイシュヴァンシュタイン城はドイツ南部、バイエルン州のシュヴァンガウにあるお城です。ノイシュヴァンシュタイン城はドイツ語で「新白鳥城」と言う意味で、その名の通り、白鳥のような美しさ、華麗さがあります。
ノイシュヴァンシュタイン城はバイエルン王、ルードヴィヒ2世によって建てられました。1869年から17年にわたって建設されています。ルードヴィヒ2世は中世騎士道に強い憧れを抱いており、その再現を目指して中世風のお城を建造しました。建造の際には莫大な金額をつぎ込み、財政的に厳しい中、国費を浪費したそうです。そして、1886年には居住可能になり、ルードヴィヒ2世はミュンヘンから移り住みました。しかし、その後すぐにルードヴィヒ2世は謎の死を遂げてしまいます。城への居住はわずか172日間で、王の死により建設中であったノイシュヴァンシュタイン城は未完成のまま建設中止となりました。ルードヴィヒ2世は、自身の夢の城にほとんど住むことは出来ませんでした。
ディズニーのお城のモデル
ノイシュヴァンシュタイン城は未完成とはいえその美しい姿から、眠れる森の美女のお城のモデルだと言われています。



(ディズニーランド・パリはこちら → ディズニーランド・パリ )
どことなく似ているんですかね。
ちなみに、よくシンデレラ城のモデルになったと書いてありますが、それは間違いで、ノイシュヴァンシュタイン城ではない他の複数のお城がモデルとなっているそうです。
ノイシュヴァンシュタイン城は世界遺産ではない!
2020年現在、ノイシュヴァンシュタイン城は世界遺産に登録されていません。
これだけ有名な観光スポットが世界遺産に登録されていないのは珍しいですよね。他にも、ウユニ塩湖なども、世界的に有名ですが、登録されていません。

しかし、華麗なその姿、美しさは世界遺産級です!!
城内見学
ノイシュヴァンシュタイン城は城内を見学することが出来ます(有料)。ノイシュヴァンシュタイン城の麓にあるチケットセンターで買うことが出来るのですが、かなりの行列が出来ているため、待ち時間が長いです。そこでおすすめなのが、事前予約!
英語ですが、事前予約はこちらから出来ます!
事前予約を済ませておけば、当日チケットセンターで事前予約専用の列から購入することが出来、待ち時間を短縮できます。待つのが苦手な方、少しでも時間を多く観光に当てたい方は事前予約をお勧めします!
そして、城内見学ではノイシュヴァンシュタイン城の豪勢な部屋を見ることができます。ルードヴィヒ2世のこだわり、豪華な装飾を見ることが出来るまさに夢のお城。ただし、城内は撮影禁止でしたので、写真を載せることが出来ません。見たい方、是非見に行ってください!!
ノイシュヴァンシュタイン城だけじゃない!!
ノイシュヴァンシュタイン城があるホーエンシュヴァンガウには、もう1つのお城があります。
ホーエンシュヴァンガウ城です。

ノイシュヴァンシュタイン城の麓にあり、こちらもルードヴィヒ2世ゆかりのお城。ルードヴィヒ2世の父、バイエルン国王マクシミリアン2世がルードヴィヒ2世のために廃墟だったお城を改築します。そして、ルードヴィヒ2世はこのお城で幼少期を過ごすのです。



ここからは写真!
ここからはノイシュヴァンシュタイン城やその付近での写真を載せていきます。






まとめ
国費を浪費しまくって批判にさらされたであろうルードヴィヒ2世。
しかし、彼が建造したノイシュヴァンシュタイン城は、現在ではドイツを代表する観光地となっています。
昔の人には憎まれたかもしれませんが、現在では感謝している人の方が多いでしょうね。
私は彼が評価されるのに時間がかかった芸術家のように思えます。
そんな彼の芸術的傑作、夢のお城であるノイシュヴァンシュタイン城、遠いドイツまで行って一見の価値ありです。



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