歴史的建造物と川の調和が美しい‼ プラハの歴史地区

基本情報
・登録年1992年/2012年範囲変更
・登録基準(Ⅱ)(Ⅳ)(Ⅵ)
・チェコ共和国
チェコの首都であるプラハには11世紀から18世紀にかけての様々な建築物がある。
また、それらの歴史的建造物とヴルタヴァ川が調和したプラハは、美しい街並みとなっている。
プラハの歴史は、6世紀後半にスラヴ民族によりヴルタヴァ川河岸に集落が形成されたところから始まる。
9世紀にはプラハ城の前身となる城と、ヴィシェフラト城が建設され、人口が増加し、街が発展していった。
1346年には、ボヘミア王カレル1世が神聖ローマ帝国の皇帝カール4世(カールはカレルのドイツ語名)として即位し、プラハは神聖ローマ帝国の首都となった。
その後、カール4世により、都市改造、プラハ城の改築、カレル橋の建設などが行われ、中央ヨーロッパ最大の都市に発展した。
1419年に宗教対立からフス戦争の勃発、17世紀には三十年戦争が起きたものの、歴史的な街並みは現在まで保たれている。
プラハ城
プラハ城は世界最古で、世界で最も大きい城の一つである。
また、宮殿や教会、大聖堂などからなる、複合建築物であるプラハ城には、聖ヴィート大聖堂という、チェコ最大の教会がある。
この聖ヴィート大聖堂は、ゴシック建築の代表例となっている。
1344年に建設されたものの、1541年の大火により損壊したため、再建し、1929年に完成した。
カレル橋
カレル橋はヴルタヴァ川に架かる橋であり、プラハ歴史地区のシンボルとなっている。
1357年に建設が開始され、1402年に完成した。
建設当初はプラハ橋と呼ばれていたものの、1870年よりカレル橋と呼ばれるようになった。
旧市街地が見渡せる絶景スポットとしても知られている。
旧市庁舎
プラハ旧市庁舎は14世紀から19世紀にかけて徐々に拡張される形で建設されてきた。
プラハ旧市庁舎は複数の建築物からなる、複合建築物である。
旧市庁舎の時計塔からは旧市街広場を見下ろすことができる。
また、旧市庁舎には天文時計塔もあり、見所の一つとなっている。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません