巨岩の上に修道院? メテオラの修道院群

今回はギリシャの世界遺産、メテオラの修道院群について紹介します!
メテオラの岩の上に建てられた修道院、どうやって建てたのか不思議ですよね🤔
基本情報
・登録年1998年
・登録基準(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅳ)(Ⅴ)(Ⅶ)
・ギリシャ共和国
メテオラの修道院群はギリシャ北西部、テッサリア地方にある。
高さ約20~400mの岩山が点在し、その頂上には修道院が築かれているメテオラは、ギリシャ語で「中空の」という意味を持つ「メテオロス」が名称の由来になっている。
これらの岩山は、6000万年前に海底の砂岩、礫岩が隆起し、その後川の流れによって浸食され、現在のような形となった。
メテオラは俗世から離れた環境で、修道士の修業にとっては理想的であり、9世紀頃には修道士が単独で修行を行う隠修士が行われていた。
11世紀頃になると、ギリシャ正教の修道士たちがメテオラ付近に移住する。
14世紀にはメテオラの修道士の共同体が結成され、岩山に修道院が建設され始める。
最盛期の15~16世紀には24もの修道院があったが、現在活動中の修道院は6つとなっている。
また、建設方法については現在でもわかっていない部分が多いとのこと。
メテオラの修道院
メタモルフォシス修道院(大メテオロン修道院)

14世紀半ば、聖アタナシオスによって築かれた、メテオラ最大の修道院。
メタモルフォシスは「救世主の変容」を意味する。
かつては食道として使われていた建物が現在では博物館として公開されている。
聖ステファノス修道院

聖ステファノス修道院は1367年に共住の修道院として建設された。
現在は女子修道院として使用されている。
アギア・トリアダ修道院

アギア・トリアダ修道院は1475年にドメティオスによって建設された。
聖ニコラオス・アナパフサス修道院

14世紀に聖ディオニシオスによって創建。
通常、聖ニコラオス修道院と略称され、15~16世紀に制作されたクレタ様式によるフレスコ画や、イコンと呼ばれる聖画などが残っている。
ヴァルアラム修道院

1541年に建設された。
メタモルフォシス修道院の隣に建っている。
ルサヌ修道院

16世紀半ばに建設された。
メタモルフォシス修道院同様に救世主の変容を記念して造られた。
また、聖女ヴァルヴァラにも捧げられている。
現在は女子修道院として使用されている。
まとめ
今回はギリシャの世界遺産、メテオラの修道院群についてまとめました!
こんな岩山の上に建物を造るなんて本当にすごいですよね!
上るのが大変そうです(笑)
今回は以上です!!



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