歴史や修道院内部を紹介! 海に浮く修道院の島 モン・サン・ミシェル

2020年7月13日

今回はフランスの世界遺産、モン・サン・ミッシェルです!

モン・サン・ミッシェルは観光名所として非常に有名で、行ってみたい!と言う人が多数いると思います。

そんなモン・サン・ミッシェルの歴史や特徴についてまとめました!

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モン・サン・ミシェルとは

○世界遺産

・登録年1979年/2007年、2018年範囲変更

・登録基準(Ⅰ)(Ⅲ)(Ⅵ)

・フランス共和国

モン・サン・ミシェルはフランス北西部のモン・サン・ミッシェル湾に浮かぶ修道院の島です。フランス語でモンは山、サンは聖、ミッシェルは大天使ミカエルを表しています。つまり、モン・サン・ミッシェルは「聖ミカエルの山」という意味なのです。これはモン・サン・ミシェルができたときの話に由来します。

モン・サン・ミシェルは708年、司教オベールが夢の中で大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」というお告げを聞き、建てた小さな礼拝堂が起源となっています。はじめ、オベールは夢のお告げを信じませんでした。しかし、大天使ミカエルはその後も夢の中でお告げをし、3度目のお告げの際にはオベールの額に触れて強く命じます。すると、オベールは夢から覚めると自分の頭に穴が開いていることに気づき、驚いてお告げが本物であると確信し、礼拝堂を築きました。これがモン・サン・ミシェルのはじまりです。

モン・サン・ミシェル修道院にある、大天使ミカエルがオベールの額に指を触れて命じるシーンのレリーフ

966年にはノルマンディー公のリシャール1世がベネディクト会の修道院を建設し、その後も増改築が行われ、13世紀には現在の形に近いものとなりました。その後、モン・サン・ミシェルは1337年~1453年に起きたイギリスとフランスの百年戦争の際には要塞として使われたり、18世紀のフランス革命の際には修道院は廃止され、1863年まで牢獄として使用されたりするなど、管理が行き届かなくなり、荒廃していってしまいます。しかし、フランスの作家ヴィクトル・ユーゴーの働きにより、歴史的建造物として再評価され、1865年に修復が行われはじめます。そして、1874年には歴史的建造物に指定され、修復により1897年にはモン・サン・ミッシェル修道院は完全に現在の形となりました。

上記のような時代ごとの増改築、修復により修道院はロマネスク様式やゴシック様式など様々な建築様式が入混じっており、モン・サン・ミシェルのみどころとなっています。

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モン・サン・ミシェル修道院

モン・サン・ミシェルの修道院の中は見学することができます。時代ごとの増改築、修復により様々な建築様式が入混じっていて、とても面白いです!!

修道院の大階段

まず、修道院の入り口である哨兵の門を抜け、大階段を上ると、海抜高さ80mのテラスに出ます。絶景です!潮に干満の差があるため時間帯によりいろいろな景色が見られるはずです。

テラスからの絶景
モン・サン・ミッシェルには海鳥がたくさんいます

テラスから順路を進むと教会に入ります。

修道院付属の教会

こちらの教会は11世紀に完成したものです。本堂の北側はロマネスク様式、内陣と後陣はゴシック後期のフランボワイヤン様式となっていて、様々な建築様式が混ざっていることがわかります。教会から出ると、次は修道院の回廊です。

修道院の回廊

回廊の柱には美しい彫刻が刻まれていました。なんだか映画に出てきそうですよね。

その後には修道院の食堂や迎賓の間などを見ることができます。

食堂ではかつて修道士たちが食事をとっていたそうです。食事をとるには少し薄くらいですね(笑)。かつてはろうそくでも灯していたのでしょうか。

修道院の食堂
修道院の迎賓の間

迎賓の間は修道院長が身分のある訪問者を迎えた場所です。こちらは2列の身廊を持つゴシック様式となっています。

また、修道院内部にはいろいろなところにレリーフや彫刻が見られるのでそこも注目したいところです!

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潮の満ち引き

モン・サン・ミッシェル湾は潮の干満差が非常に激しく、15m以上にもなります。そのため、島は年に数回、大潮の時期には海に浮かぶ孤島となります。また、朝方と夜には島がライトアップされ、非常に美しいです。僕が行ったときには海に浮かぶ姿が見られませんでしたが、時期を調べていけば見れそうですね!

まとめ

今回はフランスの世界遺産、モン・サン・ミッシェルについてまとめました!

世界的人気観光地であり、フランスを象徴する場所である理由がよくわかりますよね!

私は、以前モン・サン・ミッシェルに行ったのですが、ライトアップと海に浮かぶ姿は見られなかったのでまた行きたいです! → ヨーロッパ旅行 モン・サン・ミッシェル

今回は以上です!

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