ルーヴル美術館 印象に残った海港の風景画
ルーヴル美術館で印象に残った海港を描いた風景画2作品。
ルーヴル美術館へ行くまでは知らなかったのですが、印象に残って写真に収めた作品です。
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霧の海港

作者:クロード・ロラン(1600~1682年)
ロランはフランス古典主義を代表する風景画の巨匠で、主にローマで活躍しました。本名はクロード・ジュレであり、フランスのロレーヌ地方出身であることからロランと呼ばれていました。ロランは実在する風景ではなく、理想的な風景である理想郷を描いています。建物などの細部は実在するものを参考に描いており、それらを組み合わせることで理想的な風景を描きました。
太陽の光や遠くに見える山、もやのかかった空気感が幻想的、印象的で、初めて見たとき非常に惹きつけられました。建物、海、光の調和が美しい、まさに理想郷のようで印象的な作品です。
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夜:月明かりの海港

作者:クロード・ジョセフ・ヴェルネ(1714~1789年)
クロード・ジョセフ・ヴェルネは新古典主義の画家であり、主に風景画を描きました。フランスで生まれ、ローマで画家として修行を積んでおり、ロランから強い影響を受けています。また、批評家からはよくロランと比較されることがあったそうです。ヴェルネの光と大気の変化に対する高い関心は印象派など19世紀の画家の先駆けとなっています。
月の光、たき火の光が非常に綺麗だと感じました。夜の暗い色の中に、月と火が明るさをもたらしていますよね。光の使い方が綺麗でロランとよく似ていると感じました。影響を受けているのがよくわかりますね。



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